>>661
今ならネットを駆使してる(つもりの)Z世代かな

>>669
一つに、定信は町奉行所自体を嫌悪してた節がある
正確には、ノンキャリアの与力同心が世襲で圧倒的な実務能力を持つ町奉行の仕組みでは
町場との癒着が過ぎて上からの改革が通らないと
それで、御用商人の選定を勘定奉行にやらせたり大番組から与力を登用したりして
町奉行所の既得権益を掻き回した、その延長で荒事専門の「乞食芝居」火付盗賊改役も表舞台に出易くなる

>>684
鬼平は前科者などからなる
非公認協力者の岡っ引きや目明かしなど
現地の黒社会の情報収集に使っていて
お上と黒社会両方の威光をかさに
彼らが暴走することもあったと読んだけど

その癒着した既得権益側に対抗するためには
また別の黒い力が必要だったからなのだろうか

>>698
そう、だから実の所鬼平は出世していない
自分の実績なら次の町奉行なのにと本人がぼやいてたってのも記録されてる
そういうスタンドプレーが旗本の間でも不評だったのと
見ての通り政治的には潔癖症の松平定信と相性がいいとは思えず
使えるから使い潰されたと、定信時代の平蔵と言うか平蔵が死ぬまでの経歴はそんな感じに見える

>>707
ただ定信は分相応を大義名分に、成り上がり者ではなく旧来の門閥勢力が幕府政治を担うことを目標にしていたから、バリバリ既得権益側だよ

>>712
後の水野忠邦もそうだけど、
町人、貨幣経済が肥大化した商業主義的な社会を毛嫌いしてた訳な松平定信
だから今回のドラマでも描かれてた様に色々うるさい事をやってたんだけど
それまでの町奉行所は役人自体が人口に比して無茶苦茶少なくて
それを有力町人との協調で補ってたから実務的に強権を発動する事が難しい
ドラマでもいざ打ち壊しと言う時にあの様だった
それで、町人との関りが深い町奉行所の地方(じかた)の役人、現代語で言うノンキャリア層
定信はここに上から手を突っ込んだ

>>731
武士って要するに公務員だから
彼らの生活を考えるとインフレは悪なんだろうな
あと都会にあこがれて出てきておきながら生活苦しい言って打ちこわしに参加するような連中見てたら
誰だってお前ら田舎に帰って畑耕せばいいのにって思っちゃうだろうし
実際は農村も格差があったり人が余ったりしてんだけど

>>707
火盗改から町奉行にジャンプアップ！…とはいかないんでしょ
目付とか勘定奉行とかを経由して実績積まないと駄目らしいよ
平蔵を火盗改に抜擢した時も非難囂々だったし
町奉行まで引き立てるのはハードル高すぎたんじゃないかな

>>673
駿河屋の親父さんは
まだ出るような話しだったような

史実でも甥の蔦重より長生き

>>675
「越中守」と「他人の褌で政を行なう」のダブルミーニングは上手いと思ったけど、
ふんどしふんどしって連呼しすぎで、ちっとも粋じゃなかったなあ

>>676
田沼を罰する口実なんか初登場以来数限りなくあった
権力持ってたから罰せられなかっただけ
とも言える
飼い犬を後継にできなかった必然

>>677
ふつう、新しい藩主と藩士たちがそのまま住む、使うからねぇ……

>>680
「新選組！」で会津の重役で、佐藤浩市の芹沢鴨の横暴にオロオロしてた印象。
そういや新見錦の相島一之が今作では老中やってるのね。

>>685
平清盛で崇徳院の近臣だった役が一番好き

>>690
ぐぐったら今回で大河10作目でびっくりした。

>>682
カボチャの店か別宅に大人しくして居るだけだし
花魁をやってた時と同いようなもんだしね

>>693
このドラマ的に蔦重にとって意外と計算外だった事になりそう
只の野暮天だと思ってた定信が実は高度なオタク読解力を持ってたから
込められた皮肉をきっちり解読されて報復されると
このドラマの蔦重の抜け作加減から言ってもそうなりそう

>>696
あぁ、なるほど。
黄表紙大好きであるが故に普通なら田沼貶めの上っ面なところを定信批判で読み解いてしまったって流れか
そりゃ黄表紙に対して可愛さ余って憎さ百倍やろな

>>695
定信はまだ徳川家が強かった時代の人だしね
一族の悪口は…
それなのに白河の〜の狂歌が残るくらい残念な結果の人

>>695
上でも出したマンガ「風雲児たち」が当時の新しい潮流を全面的に採用して
経済感覚ある現実主義政治家の田沼の不運と悲劇、
それを追い落として得意になってた単なる復古主義・統制主義者の定信、って描き方だったよ

>>746
娯楽時代劇だと、昭和でロングランテレビ時代劇になった大江戸捜査網が
放送当時は松平定信の隠密衆をまんま主役にした勧善懲悪時代劇だったけど
平成に長時間ドラマでリメイクされた時には狂信的な何かにされてたな定信

>>746
教科書は知らないが日本史の教師たちはみんな田沼を褒めていた記憶がある
荻原重秀なんかも褒めてたな
日本人のお金嫌い、経済音痴というステレオタイプを批判する文脈もあった
あと戦後の価値観だと言論弾圧した定信を教師が誉めるわけがないな
一方最近は史学では寛政の改革は割と評価されてるっぽいね

>>752
そもそも儒教精神に「金儲けは悪」ってのがあるらしいんだよな

中国の宮廷なんかも経済感覚のある閣僚が財政改革しようとすると
「朝廷が土民のように金儲けをするのはいかがなものか」って必ず大きな抵抗にあう

中国宮廷で出世するって上流子弟が学問する＝古典頭に叩き込む、親への孝で評判になる、とかだから
＝宮廷の政軍人材全員 松平定信みたいな奴らになる → 現実知ってる少数がやたら苦労する構図

>>703
元服はしてるけど
いま13歳くらいよ

流石に子供すぎるw

>>710
最終的に一橋治済卿と戦うことになるのは松平定信だから、
単純な悪役として描くのでは無い気もする　わからんが…

>>715
「へ」の輪の中に最初入れないところ萌えポイントだと思う

>>720
気合い入れてクソ真面目に輪に入ったの可愛い

>>717
印旛沼の開発もできなかったのに、蝦夷地の開発なんて大失敗するわ
500万石なんて米が蝦夷地から取れるわけがない
品種改良ができる明治まで無理

>>719
今日の紀行で
昭和44年に田沼が手を付けた印旛沼事業が完成した……って話、なんか感動した
おれら現代人もある意味田沼を継いでたんだな……

>>724
そもそもこのドラマ見ても一橋自身があの褌主義に賛成だとは思えんからな
定信に政治的に利用価値がなくなれば定信側が思想ごとポイされる未来しか見えない

>>724
改心はせんだろうけど定信の窮屈な世の中は嫌がってそう
今日の所信表明(?)の場でも「何かめんどくさいヤツ据えちまったな」って退屈そうにしてた

>>741
国替で東北の福島県福島市に1万石だけ残って、ギリギリ大名にとどまった
老中のお取り潰しという前例ができるのを、譜代大名らが忌避したのだろう
相良には後に戻れるが、所領は意次時代より狭く1万石のまま

>>753
有名な所では幕末天狗党の始末に出て来るな
見様によってはべらぼうの時代に松平定信を担いで増長した
御三家の一つ水戸への報復にも見える
旧会津藩士が新政府の命令で西郷討伐の西南戦争に出向いた様に

>>753
ありがと、踏み止まったけど左遷的な国替えはあったんだな
たしかに老中失脚の度に次の権力者にお取り潰し喰らってたら、リスク高すぎて老中の成り手いなくなるよね
まずい前例の確立は避けられたわけか

>>741
田沼家は、後継の意知は殺害、他の子も必死の縁組外交で養子に出してしまってたので、孫が相続

その後、その孫含め当主の早死にが立て続き、
結局、田沼派を離脱した老中・水野忠友（演：小松和重）の養子だったのを離縁されてた意次の四男が継いだ

四男は78歳まで生きて、水野忠友の後継ぎ（四男の代わりに入った人）が
ブイブイいわしてた時代に再起用してもらって幕閣復帰、
相良藩へも復帰ができて、中興の祖と称えられたという

>>771
歴史ってのは繋がっていくんだね

>>771
なおその処刑の太刀を嬉々としてとったのは近隣の彦根藩士
理由は言うまでもなく
辞退した越前他はその有様にドン引きだった

>>779
ところが天狗党の中には、桜田門外の変の襲撃者の一人が逃げ延びて、変名で参加していたのだ
ところが幕府も彦根藩も変名に気付かず無名の浪人だからと命を助けて、他藩お預けにとどめてしまい、明治時代には因縁の桜田門に警視庁の警官として勤務する海後磋磯之介